今朝、いつもの如く4時起きで境内に除草剤を撒いていたら
近所の方が
『神主さ~ん、ジャガイモいるけ~?』
と声をかけてくれました。
『 今朝掘ったんだけど、今年はたくさん採れてウチだけじゃ食べきれないから、良かったらもらっとこれ~ 』
私『 すいませ~ん。ありがたく頂きます~ 』
『 じゃあ、後で持ってぐかんね~ 』
ということで、思いがけず今朝掘りたての新じゃがをたくさん頂戴致しました。
農家の生まれだった母は、子供の頃から畑や田んぼの仕事を手伝っていたおかげで鍬の使い方も野菜作りも上手でした。
私も何回か鍬の使い方を母に教わってみたんですが、いくらやっても上達しませんでした。
その母が亡くなってから最初のうちは畑に野菜を作ったりしていましたが、なかなか管理が行き届かず、草むしりもままならず、しまいには畑に野菜が植えてあるのか草が植えてあるのかわからないような状態になってしまい、野菜作りもやめてしまいました。
そんな様子を見ていた近所の方々が、いつしか自分の畑で採れた野菜を持ってきてくれるようになりました。
白菜やネギ、レタスや大根・・・。そして自家製の味噌まで。
留守中に玄関先に置いていってくれた野菜を見て
『 ごんぎつねみたいだなあ 』
なんて思う事もあります。
『 人は生かされて生きている 』
感謝、感謝です。